真言宗 智山派 智積院 青葉まつり ~ 弘法大師空海と興教大師覚鑁のお誕生会~ 柴燈大護摩供法要と火わたり(金堂前柴燈護摩道場)2024.6.15(土) 午前11時 法要 正午火わたり
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- Опубликовано: 15 окт 2024
- 令和6年6月15日は、智積院にて青葉祭が催行されました。
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(注)サムネイルの日付は間違っています。
×6月18日→〇6月15日。
青葉まつりとは、真言宗の開祖・弘法大師空海(774年〈宝亀5年〉6月15日生)と中興の祖・興教大師覚鑁(1095年〈嘉保2年〉6月17日生)のご誕生をお祝いする行事です。
6月15日は、青葉の季節ともなるので、青葉まつりという名称であり、空海の1250回目と覚鑁929回目のお誕生会となります。
本映像は、金堂前に祭壇が設けられた護摩道場にて実施された柴燈大護摩供法要と火わたりの様子となります。柴燈大護摩供法要は、約1時間要し、その模様のほとんどが映像におさめられております。なお、映像には密教や真言に関する基礎的な理解を図るための説明を加えております。
智積院の柴燈大護摩供法要(さいとうおおごまくほうよう)では、布施大僧正による加持法要と修験宗の山伏の皆さまによる数々の法力を御覧になることができます。
午前11時から始まる柴燈大護摩供とは、真言密教の奥義であり、野外で行う大規模な護摩(加持)祈祷のことです。
本来は山岳修行にて山伏(行者)だけで修するものであるため、国内外でもほとんど類を見ません。不動明王の強力な法力を得た山伏により、願望達成や問題解決など色々な奇跡を起こすとされる最強の奥義です。柴燈護摩に柴の字が当てられているのは、山中修行で正式な密教仏具の用意もままならず、屋外で、柴や薪で壇を築いたことによると伝えられています。
「柴燈大護摩供」は、真言宗を開いた空海の孫弟子に当たる聖宝理源大師が初めて行ったといわており、醍醐寺をはじめとする真言宗当山派修験道を継承する寺院や真言密教系寺院のみで行われるものです。
護摩祈祷は仏の法力を得る為の唯一の手法です。真言密教においては、手に印契を結び鈷を用いて、護摩をたき、真言を口唱して仏の加護を求めます。祈祷を行う儀式である修法には大きく分けて息災・増益・敬愛・調伏の4つの体系があり、これにより除災招福などの空海の「現世利益」「即身成仏」を得ることが出来ます。
正午から始まる火わたりは、護摩炊きに使用された炭を山伏の皆さまが道場に2列に並べて、真言を唱えながら渡り歩き、そのあとお守り(1000円)を購入した数百名の見学者たちが続きます。お守りを購入した者のみ渡ることができます。
そもそも火わたりとは、修験道に伝わる儀式で、縦・横・高さ数メートルに組んだ薪で護摩(柴灯護摩)を焚き、熾火の上を素足で渡る修行です。 不動明王と同じ姿になりその境地を体現するために、火の上を渡るのです。
見学者たちが渡る際の注意事項ですが、帽子を脱ぎ、素足になり、お守りを持ったままゆっくりと渡ることです。荷物は持ったままで結構です。
渡ったあと、祭壇に一礼して、休憩所に向かい、足を冷やします。